ダークファンタジー小説のおすすめ「オーバーロード」の紹介

皆さんはダークファンタジーという小説の分類をご存じでしょうか?

私はファンタジー小説を読むのが好きですが、その中でもダークファンタジー小説が結構好きです。

今日は今まで読んできた中でも、代表的な作品を1つご紹介したいと思います。

ダークファンタジー小説とは

ダークファンタジーが好きだと言ってはみたものの、そもそもダークファンタジーって何?と聞かれると、明確に答えられないので調べてみました。

暗鬱な世界観を持ち、得体のしれない敵と戦い、肉体が切り裂かれ血液や体液が飛び散る描写、おびただしい死、希望のない未来などの要素を抱える作品である。ただし、定義そのものが難しいとする意見もある。(ウィキペディア参照)

これを読むと、「えっ?、ホラーじゃん」と思っちゃいますよね。ただ最後の1文にもあるように、定義はいまいちはっきりとされているわけではないようです。作者さんがこれはダークファンタジーですと言えばそうなのです。

私が好きなダークファンタジーは、ホラーや猟奇要素も含まれるけど大原則はファンタジーなので、非現実的な要素(例えば魔法とか)も含まれて、さらにはちょっとコメディー要素もあるとなお良いという感じです。

以上をふまえて、今回は1作品ご紹介したいと思います。

オーバーロード

私はネット小説をよく読むので、知識が偏っていると思いますが、この作品は書籍化もアニメ化もされているのでご存じの方は多いと思います。

私がこの小説に出会ったのは、「小説を読もう!」という無料の小説サイトです。書籍化が始まってからはネット小説の更新はストップしているようですが、書籍の方は順調に出されています。

私は主に小説の方を読んでいますが、小説は現在16巻まで(2022年7月29日)発刊されています。ちなみに漫画は18巻まで(2003年3月25日)のようです。

あらすじ…のようなもの

ネット小説では当たり前にある、VRMMORPGという没入型のゲームをしていた主人公が、サービス最終日にゲームのキャラクターのままゲームの世界に似ている世界に転移してしまうというお話です。

ゲームの中で主人公は仲間とともにギルドを立ち上げ、長いプレイの末に個人としてもギルドとしても屈指の力を手に入れました。しかし、時間というものは残酷で仲間は1人また1人とゲームから去って行ってしまったのです。

サービス終了のその時、ギルド本拠地には主人公がいるのみでした。そしてここからがファンタジー要素、サービス終了の時と同時にギルド本拠地ごと異世界に転移してしまうのです。

ギルド本拠地の名前は「ナザリック大墳墓」、墓?大きい墓?と思うでしょ? そうですここがダークファンタジー要素、主人公のキャラクターは骸骨!アンデットなのです。ナザリック大墳墓ギルドの加入条件は異形であること、なので仲間もみんな異形種で構成されていました。

そんなギルドごと転移してしまった一人ぼっちの主人公ですが、初めは転移したことに気付いていませんでした。ギルドの中を歩き回るうちに、ギルドの中で働いていたNPCが意思を持って動いていることに気付いたのです。その後、そのNPCにギルドの周りを調べさせてなんやかんやで自分が転移していることに気付くのです。

主人公のキャラクターは骸骨のアンデット、王を越える存在とでも言うのでしょうか?小説の題名にもなっているオーバーロードです。すなわち、超強い!物理耐性も魔法耐性もMaxで魔法だって最高ランクのをバンバン打てちゃうし、なんだったら自分でアンデットの部下も量産できちゃう魔法特化の最強キャラです。

そんな主人公の部下となった元NPC達、彼らも超強い!彼らは主人公やその仲間たちがそれぞれに自分好みに作り上げた最高のNPCなので、当然高スペックです。そしてもちろん異形種ですが、普段は人間の姿を模しています。

超強い主人公と超強い部下達は、手始めの村を皮切りに町や国をもその力で蹂躙していきます。

主人公側にもその相手側にもそれぞれの正義があり、双方の思惑が絡み合いますが、最終的には主人公側が蹂躙して勝利するみたいな感じです。ただし全部壊して終わりではなく、必要なものは拾い上げ、他種族とも共存していくなど細かい部分の描写もきちんと書かれているので、読み応えのある小説だと思います。

本は重いですね

読み応えのある本というものは重いものです。精神がではなく物理で。

オーバーロードも私は書店で買おうと思ったのですが、1冊が大きくて重いので保管場所も困るし諦めました。なので私は電子書籍で購入しています。

小説はもちろん素晴らしいのですが、挿絵も私は好きです。なので白黒ではなくてカラーで読むことをお勧めしたいです。私は初めの頃、ずいぶん前に購入した白黒の画像の荒いもので読んでいたのですが、細かいところが全然見えなくて、カラーにしたら絵の細かさに感動しました。

最後に

オーバーロードは私の中ではダークファンタジーの代表作ではないかと思っています。

主人公のみではなく、その他のキャラクターもそれぞれ素晴らしく設定もきちんとしています。登場人物がどんどん増えるので、たまに「あれっ、これ誰だっけ?」ということもありますが、そういう時は読み返せば良いのです。本というものは読み返せば新しい発見があるものだと思いますので。

本の好みは人それぞれありますが、興味がわいたら読んでみてください。

 

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