猫の腎臓病の症状と治療経過

こんにちは。

我が家には2匹の猫がいますが、そのうちの1匹でハチ割れのミロキーは腎臓病を患っています。

猫は腎臓病にかかりやすいと言われていますが、いざ自分の猫が罹患するとかなり衝撃を受けます。

今は通院治療で経過を見ていますが、ここまでの症状と治療の経過を今回はご紹介できたらと思います。

猫の腎臓病とは

腎臓病は腎不全ともいわれます。ざっくり言うと腎臓の機能が低下してしまう病気です。

シニア猫ちゃんに発症が多いようで、死亡率の高い病気です。

腎臓病には急性と慢性の2種類あります。ちなみに我が家のミロキーは急性腎臓病の発症から始まりました。

急性腎臓病は、感染症や中毒などで発症して急速に悪化する恐れがあります。

慢性腎臓病は、ゆっくりと年月をかけて腎臓の機能が落ちていく状態です。

猫の腎臓病の症状とは

急性と慢性では症状が少し違います。

まず急性腎臓病は、食欲や元気がなくなる、水を飲む量が減って、おしっこの量も減ります。他にも嘔吐などの症状があります。

次に慢性腎臓病は、食欲がなくなるのは同じですが、水をたくさん飲むようになって色の薄いおしっこを何回もするようになります。他には嘔吐や毛づやが悪くなるなどの症状があります。

我が家の猫の場合

ミロキーが腎臓病を発症したのは、今から2年ほど前の7歳頃でした。

初めはいつも食べているフードを残すようになり、口に入れてかみ砕いても飲み込まずに吐き出すようになりました。

いつも元気いっぱいだったミロキーが段々と元気がなくなり、嘔吐の回数が増えてきました。

ここまでが2日か3日の経過です。

直ぐに病院に連れて行き、エコー検査と血液検査で診断された結果が急性腎臓病でした。

このまま入院治療に入りますと言われましたが、助かる確率は50%くらいですと聞いた時は頭が真っ白になりました。

急性腎臓病の治療(ミロキーの場合)

1週間ほどの入院になりますと言われて、点滴での治療が始まりました。

ミロキーは暴れん坊な猫なので点滴させてくれるか心配でしたが、何とか出来たようで安心しました。

入院2日目の採血結果では腎臓の値がさらに悪くなってしまっていて、ダメかもしれないと思ってしまいましたが、3日目におしっこが大量に出て採血結果も良くなってきました。

それからは順調に値が下がっていき、お見舞いでチュールを持っていったらすごくガッツいて食べてくれて、食欲も出てきた様子でした。

その後2日ほどで退院できましたので、トータル5日間の入院でした。

入院中はシートが吸い取れないくらいの量のおしっこをしたので体中臭かったですが、元気に帰ってきてくれたのでそんなのは些細なことですね。

腎臓病の経過(ミロキーの場合)

退院後1週間で受診して、再びエコー検査と採血をしてもらいました。結果は腎臓の値は下がったままで順調ですが、右側の腎臓が小さくなっていてあまり機能しなくなっていると思いますと言われました。

腎臓は悪くなると回復はできないので、左側の腎臓に頑張ってもらうしかないですねという事でした。

その後は1か月に1回の受診で、粉の薬を毎日飲みながらの治療に変わりました。

半年後にもう1度エコー検査と採血をしましたが、前回と変わりなくとりあえずは一区切りついたという感じです。

最後に

ミロキーは急性腎臓病からの発症でしたので、名前の通り本当に急でした。

前日の朝までは走り回って遊んでいたのに、次の日には朝から嘔吐を繰り返して元気ももなくぐったりしてしまっていて、絶対に何か病気が進行しているとわかる変化でした。

今回なぜ急性腎臓病になってしまったのかという原因はわかりませんでしたが、一般的には尿路閉塞や何かの中毒などが考えられるそうです。

特にユリの中毒には気をつけましょう。花をかじったり花粉を舐めたり花瓶の水を飲んだりしても危険があるようです。

ミロキーは何とか元気で過ごしていましたが、最近尿管結石から水腎症を発症してしまって現在その治療中です。このことはまた次の機会にご報告できたらと思っています。

腎臓病といっても、猫ちゃんによって違った症状や治療の経過があると思いますが、その1例として参考になればなと思い書かせていただきました。

 

 

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